ここは、泣く子も黙る国道4649号線に隣接する海岸。
俺たちはいつもここに集まって馬鹿な話をした。だけど、最近あいつの付き合いが悪い。
いつからか、俺らチーメンの絆もすっかり薄れちまってらぁ。
夜の4649にはよぉ、いつも夜の月夜の光が照らしてて、俺らチーメンのバイクの轟音が鳴り響いてた。
だけど、あいつのあの、近すぎてありえないくらいうるさいバイクの音は今日も聞こえねえ。
お前は、ピリオドの向こうに行っちまったのか?
くそッ!俺たちチーメンを置いて、どうしちまったんだよ!でもまあ、明日学校行けば会えるから、本人に聞けば良いか。
東京にこにこちゃんが、ヤンキーになりたかった全ての大人たちに送る。純愛ヤンキー物語。
モエコは高校でいっぱいいっぱい友達が欲しいし、みんなと仲良くしたい。
でも、なぜかみんな冷たい。なんでなんだろ。
「明日、卒業式なのに、仲良くなっても意味ないだろ。」
入学して明日が卒業なんていやだよ。いやだよ、いや、いや、、いや、、、。
でも、それでも、2日だけでも、私はみんなと友達になりたいよ。
だって、またどこかで会えるかもしれないでしょ。
2日間だけの高校生活を繰り返す日々。
もしも、同じ友達と2日しか一緒に居られなかったら・・・・。純粋無垢な高校生物語。
売れない悲劇作家の笑太郎は、
毎回テレビ局に持ち込む台本はボツ続き。
ある日、悩んだ笑太郎はありのままの家族を脚本にして持ち込む。
すると、トントン拍子で脚本はドラマ化へ。
家族も大いに喜び、笑太郎の作ったテレビドラマを家族で観るのが日課となった。
だが、笑太郎の考えなしのドラマは次第に喜劇になっていき、ドラマに反比例して、
悲劇と喜劇が交差する、家族の物語。
大学時代、軽音サークルの仲良し4人組は、たむろしていた部室の掃除をしに久々に集まる。
相当汚れていたが、久々に来たせいか話に花が咲く。
4人の思い出、新歓コンパ、サークル旅行、解散ライブ、
だが何故か、4人の思い出が食い違う。
次第に4人の汚れていた思い出は美化されていく。青春回帰物語。
東京にこにこちゃん短編集vol.1
愛をテーマにした7つの短編。
東京にこにこちゃん短編集vol.2
希望をテーマにした短編集。
高校に入学した春子の目標は、一度しかない高校3年間を友人達と過ごす事。
だが、今年から高校の制度が変わり、大事な仲間と3年過ごして別れる傷を少しでも浅くするため、
それでも流されず、